発電所の消防設備

原子力発電所や火力発電所などの消防用設備の点検を実施します。
特に屋外危険物タンクにおける作業安全管理と点検ノウハウは、高い信頼を得ています。

消火設備の点検

消火ポンプやエンジンなどの送水装置部の性能を、運転データを記録しながら確認します。

タンク周囲の消火配管の状況を点検します。
特に漏れや詰まり等が発生し易い箇所は、分解清掃を行いながら行います。

消火栓などから放水し、放水性能に問題がないか試験します。

タンク上部の泡放出口(フォームチャンバー)は、タンク内への流入防止の養生を施して放水の試験を実施します。

泡消火設備の一体的点検

屋外タンクに設置された泡消火設備は、適当な消火状況を確認するために、
送水、送液、混合状態を総合した「一体的な点検」を実施します。
当社では、実際に泡の放出口(フォームチャンバー)から泡消火液を放射し、
送液機能と薬剤の性状を試験しますので、発泡状態が一目で分かります。
※PFOS含有泡消火薬剤を除く

タンク上部に設置された固定泡放出口に試験用放射チューブを取付けます。

消火ポンプを運転し、仮設した貯水プールに泡消火液を放射して発泡状態を確認します。

採取した混合液は、専用試験装置で発泡性能を検査します。

放射された泡を集液し産業廃棄物として処理します。試験装置を取り外して終了します。

発電所の危険物施設点検

高精度油面計により地下タンクの漏洩点検を行います。
タンク内に残油がある状態で気相部・液相部の点検が行えます。

トンネル防災設備

車両火災に備えて設置されている警報設備や消火設備は、
車両通行に伴う飛散物や排気ガスなどで過酷な条件下にあります。
システムを熟知した技術スタッフが、適切な事前準備とノウハウで円滑・迅速な点検を行います。

事前に点検作業計画を十分検討し、現場ミーティングで作業確認を徹底します。

消火ポンプの運転状態を確認します。軽微な補修や調整は、その場で対応します。

冬期間の凍結防止用の放流弁は、路面下のピット内に入って動作を確認します。

消火栓のホースやノズルの状態を確認します。消火栓の操作状態や非常電話の通話機能を確認します。

道路管理用電力線の保安点検

道路沿いに設置された電柱や配電線等の自家用電力線(高圧配電線)の保守点検を行います。

防衛施設の消防設備

主な点検施設
・航空自衛隊 千歳基地、当別分屯基地
・陸上自衛隊 駐屯地 など